詳細

10/10の天満橋ハピータウンカップの詳細です。


今回は京都へたれ組のアンジーさんに大変お世話になりました。
まず、お礼申し上げます。

アンジーさんの車にるっきおさんとともに乗せてもらい、岡山へ。
で、行き帰りにもいろいろあったのだが、省かせてもらっていきなりレースのことを書く。

今回出たのは3時間のエンデューロ形式のもので、簡単に言うと3時間で一番距離を多く
走れた人が勝ちということになる・・・が、実際のところ3時間ずっと普通のレースを
やっている考えてもいいような内容だった。
なにしろ程よいアップダウンのあるコースを3時間で120km以上まわったわけだから、普通の
クリテリウムなどのレースよりも強度が高いくらいである。
普段、あんまり短いレースだとレース展開がなくてつまらん、とか言われるわけだが、これだけ
距離があると、それなりに展開があって非常に面白かった。

今回はなんとなく弾みで出場を決定したので、スタート時点ではあまりやる気はなく、ただ
落車をせずに3時間走り通せたらいいなと思っていた。
で、集団の真ん中くらいでスタート。
まあ先は長いのでどこでスタートしたっていいのだ。

ひとまず先頭あたりに大きな集団が出来ているのでそこの真ん中あたりに位置どって、最初は
ゆっくり走らせてもらうつもりだった・・・がカーブの立ち上がりごとにもがくことになり、
さらに序盤はあまり脚もなく、カーブ技術もかなり低い方が集団に紛れ込んでいるので、
あちらこちらで落車がおこり、怖くて仕方ない。
最初の1時間で私の前で3回、私の後で1回落車があった。

こういう耐久レースは最初の1時間が最もつらいものだが、今回も最初の1時間はひたすらに
つらく、早く終わってくれ〜ということばかり考えながら、それでも先頭集団に食らいつく。
先頭集団の中心部にタイムペダルにママチャリで、ムッキムキの脚という方がおられて、
ちょうどいい感じのペースで走られていたのでその人をペースメーカーに黙々と集団についた。
しかしママチャリで先頭集団につくなんて、上には上がいるものだ・・・

1時間が経過すると中切れがあちらこちらで起きていて、私の付近は第3集団くらいに
なっていることに気づいた。このまま沈むわけには行かないので、ママチャリさんとはここで
おさらばして、適当に集団と集団の間を走っている方を発射台に使わせていただいて第1集団
の後まではたどり着いた。が、どうしても集団の尻につくことが出来ず、3周ほどはほぼ
一人旅となり、非常に苦しい。
さらにこのときにかなり無理をして走ったので右のふくらはぎがつってしまった。
ふくらはぎが痙攣してどうしようもない状態になったので、これで終わりか〜と一瞬思ったが、なんとか
痛みをこらえてはしる。
もがき倒して第1集団に追いついてホッとしたのもつかの間、集団の最後尾はつき切れ
しかけの人が多く、前の人ばかり見ているといつの間にか先頭集団から離れていることが
よくおこるので、もうひとふん張りして、集団の中ごろまで位置を戻す。
先頭集団はどこかのチームがコントロールしているのか、適所適所でペースを落として
水飲みタイムを作ってくれるので大変助かり、私も給水をする。しかし腹が減って仕方がない。
私は3時間のエンデューロをややなめており、補給食なんていらんだろう、と思っていたが
持って行くべきだった。

2時間が経過すると周りの雰囲気もだいぶ様変わりし、先頭集団に残っているのはある程度
走りなれた方ばかりとなる。自然、集団の隙間は狭くなり、それでいて落車の心配はあまり
いらない、という理想的な状況になった。
このあたりから先頭集団の絞込みが始まり、カーブの立ち上がりの加速もややきつくなるが、
ここで遅れたらおしまいなので歯を食いしばってくっついて行く。
先頭の目論見なのか、それともそうでないのかは分からないが、コースで唯一登りが急に
なっている部分ではいつもスピードが落ち、あまりにゆっくりなので飛び出してしまった
ことがあったが、そこは鈴鹿の教訓をしっかり生かして先頭を引くことはあまりせずに
さりげなく集団なかほどに戻った。
前の惨敗は無駄ではなかったわけだ。

ラスト30分になるといよいよ本格的なレースの気配が漂うようになり、先頭はスピードを上げ
集団は一列棒状になった。水飲みタイムも当然なくなり、ここからが勝負どころだ。
それまでは変に先頭付近まで上がることがあったのだが、その頃からは先頭集団の尻付近で
最後のために脚を溜める。アタックにもまだ反応せず。

ラスト10分で最終周回に入る。ここからはいよいよアタックがかかり始め、キナンの選手が一人
飛んでいった。これは逃げ切られてしまうので追いに行ったが全然脚が残っておらず、追い
きれない。微妙に伸び悩んでいる私を二人が抜いていき、私はなんとかその後ろにつこうと
したが、つききれず、後の集団に戻る。
ゴール付近で逃げていた3選手との間も詰まりはじめたので、もう一度だけ捕らえに行く・・
が、及ばず。単独でホームストレートに入り、後ろに抜かれないようにもがき倒す。
で、なんとかそのままゴール。3位とは3秒あけられて4位だったが、悔い無し。
実力はすべて出しきった。

まだまだ実力不足のようだ。
練習時間もこれからはますます取れなくなってしまうが、ちょっとした時間を見つけて
練習して、もう少し上を目指したい。

写真は・・レースでいっぱいいっぱいでろくにとれなかったので、アンジーさんの上半分
でもw

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